旨味成分を相互に高め合う食材

食材の中には、自らが持つ旨味成分で料理の味を美味しくして、その料理全体の味わいを己に吸収して新たな美味しさを備えるものもあります。その一つがおでん種としての練り物です。練り物の主な原料は白身魚のすり身で、他の素材も加えられるなどして、あるものは焼かれ、あるものは揚げられたり蒸されたりして、ちくわやさつま揚げ、はんぺんやつみれなど、それぞれの名称を持つ練り物に変身します。元々の主成分が魚ということで、ダシとなる旨味成分たっぷりの食材です。おでんの美味しさはそれぞれの具材に染み込んだつゆの旨みが左右しますが、練り物はおでん種でありながら、つゆに自らの旨味成分を溶け込ませて全体の味わいをさらに高め、大根やゆで卵、コンニャクといったシンプルな味の具材に、いっそうの旨味を与えることになります。おでん種人気ランキングでは常に上位となる大根や卵は、練り物のおかげで美味しさをアップしているとも言えます。練り物たちのほうは、地域差もありますが、焼きちくわやさつま揚げがかろうじて5位以内で、他の練り物は縁の下の力持ちといった位置づけとなっています。
味や食感も大事ですが、食材の実力は、いかに良い栄養素を摂取できるかどうかといった点にもあり、その点も練り物は、昨今の健康志向を裏切らないメリットに満ちています。ポイントはやはり、主成分が白身魚のすり身というところで、魚が持つ良質のたんぱく質が摂れるところです。たんぱく質は、筋肉や臓器など、身体を構成するために必要な重要成分で、活動するためのエネルギー源にもなります。特に良質と言われるのは、必須アミノ酸がバランス良く含まれている点にあります。必須アミノ酸は、人体にとって必要なアミノ酸20種類のうち、身体の中で合成できない9種類のアミノ酸を指します。体内で作れないということは食品からの摂取が必要で、摂る量が不足してしまうと体調不良を招きかねない状態となります。炒め物などにちくわをプラスするなど、練り物を日々の料理に生かすだけで、効率の良い必須アミノ酸摂取が実現します。
業務用かざりもの・薬味の仕入れ・卸売・通販は食らぶ市場へ行けば、彩りを添える食材が簡単に手に入ります。
最近は食材をインターネットで仕入れることが一般的になり、業務用なども気軽に注文可能なことから、練り物もお得にまとめ買いできるようになりました。業務用のちくわも相当な量がありながら、驚くほどの低価格で販売されています。かまぼこ以外の練り物は冷凍保存も可能ということで、冷凍庫に余裕があれば、よく使うタイプの練り物を多めにストックしておきたいものです。魚が苦手な人にも賞味しやすい状態になっている練り物は、日本が誇る便利で美味しい食材の一つです。